【日商簿記3級】独学で資格取得! 理系主婦のノート:仕訳のグループ③資産/純資産

あざらし
あざらし

こんにちは!

日商簿記3級合格に向けて勉強中のあざらしです。

日商簿記3級の内容の中でも基本中の基本である仕訳をする際に必要な知識

  • 仕訳のグループ③資産(純資産)とは
  • 資産(純資産)を含む仕訳の具体例

上記2点についてまとめつつ、不明点を調べていきます。

「資産ってどんなもの?」「資産ってどんなものが該当するの?」といった方に読んでいただけると嬉しいです!

あざらし
あざらし

仕訳のグループの3つ目、資産はどんなものが該当するのかチェックしていきましょう!

資産と名前は少し似ていますが、流石に内容は違いますよね。。

具体例を見たほうが分かりやすいかと思うので、資産を含む仕訳を2つほどのせておきますね。

前回の記事はこちら!良ければ見てみて下さいね。

【日商簿記3級】独学で資格取得! 理系主婦のノート:仕訳のグループ②負債

資本(純資産)とは

まずは、資本(純資産)とはどんなものかチェックしていきましょう!

資本は

会社の元手となるもの

が該当します。

具体的には

  • 資本金:会社の設立もしくは増資のために、株式を発行した際の払込金額全額に対して使う勘定科目
  • 利益準備金:利益準備金(剰余金の中でも株主への配当とは別に、会社法で積立が強制されているもの)に繰越利益剰余金から振り分けた際に使う勘定科目
  • 繰越利益剰余金:会社の利益を集計しておく際に使う勘定科目 など

が資本(純資産)のグループに入っています。

あざらし
あざらし

資本のグループに入っているものは、いずれも会社の資本にあたるものですね!

資本のグループに属している勘定科目は他のグループと比べて数が少ないため、どうしても概念で覚えにくければ、まるっと暗記してしまってもよいかもしれません。

しろいるか
しろいるか

具体的な勘定科目は今後また別枠でまとめていこうと考えているので、その際にまた一緒にチェックしていきましょうね。

今回はさくっと、こんなものが資本に該当するのね~と概要をチェックできればと思います!

資本(純資産)のグループは

  • 資本が増える⇒仕訳の右側
  • 資本が減る⇒仕訳の左側

に記入することになっています。

あざらし
あざらし

資本は増えたら右へ、減ったら左へ記入するのですね!

負債と同じルールのようです。

さらに、資本(純資産)は

資本(純資産)=資産ー負債

の関係が成り立ちます!

余裕があれば覚えておくと良いですね。

資本(純資産)を含む仕訳の具体例

やはり、具体例を見るのが一番分かりやすいかと思うので、今回も具体例をまとめていきますね。

仕訳の例①

株式を発行し、普通預金に3,000円の振り込みがあった場合

(普通預金)3,000 (資本金)3,000

資本金は、株式を発行した際の払い込み金額全額に対して使う勘定科目です。

この資本金を元手に会社を運営していくことになるので、この勘定科目は資本(純資産)のグループに入っていることが分かりますね!

普通預金3,000円を振り込んでもらった場合、普通預金が増える+資本金も増えることになります。

資本金が増える=資本(純資産)が増えるということですね。

資本(純資産)のグループは

  • 資本(純資産)が増える⇒仕訳の右側へ記入

となっているので、今回の仕訳では右側に(資本金)3,000と記入します!

資本が減る資本が増える
(資本金)3,000

正しく仕分けできていそうですね!

※普通預金は財産なので資本のグループとなります。

今回は、資本(純資産)の回なので説明は省略しますね!

仕訳の例②

繰越利益剰余金を株主配当金500円、利益準備金100円に分配することとした場合

(繰越利益剰余金)600 (未払配当金)500

(利益準備金)100

  • 利益準備金:利益準備金(剰余金の中でも株主への配当とは別に、会社法で積立が強制されているもの)に繰越利益剰余金から振り分けた際に使う勘定科目
  • 繰越利益剰余金:会社の利益を集計しておく際に使う勘定科目 

となっていましたね!

資本金(純資産)の勘定科目は2つですね。

それぞれ増えたのか、減ったのかをまとめてみましょう!

  • 繰越利益剰余金:繰越利益剰余金を未払配当金及び利益準備金に分配→繰越利益剰余金は減っている
  • 利益準備金:繰越利益剰余金から分配→利益準備金は増えている

繰越利益剰余金は増え、利益準備金は減っているようですね。

これに資本(純資産)のルールを適用してみましょう。

  • 資本が増える⇒仕訳の右側へ記入
  • 資本が減る⇒仕訳の左側へ記入

これを適用すると

  • 繰越利益剰余金は左側に(繰越利益剰余金)600と記入
  • 利益準備金は右側に(利益準備金)100と記入
資本が減る資本が増える
(繰越利益剰余金)600 (利益準備金)100

となるのですね!

こちらもしっかり仕分けできていそうですね。

※未払配当金は株主への配当をこれから支払う必要がある=負債のグループの勘定科目となっています。

今回は資本金(純資産)について見ているので、こちらの説明は省略しますね!

あざらし
あざらし

前回・前々回で見た勘定科目よりぐっと知らない言葉が増えてきた感じがしますね。

何度か問題を解けば慣れてくると思うので、演習あるのみですね。。!

ここまで読んで下さりありがとうございました。

資本(純資産)は資産とは増えたとき・減った時で逆の場所に仕訳をしていくことが分かりましたね!

他にもグループは沢山あるので、ざっとチェックしていきましょう!