今回は金融関連で苦手だった部分、株式投資に用いる指標についてまとめます。
- 配当利回り
- 配当性向
上記2点についてまとめつつ、不明点を調べていきます!
「配当利回り・配当性向はどうやって計算するのか知りたい」、「配当という言葉が共通しているが、違いはどこか知りたい」といった方に見ていただけると嬉しいです!
私の最も混同する指標がこちら2つでした。。
『配当』と両方ともついているけれど何が違うのかということを意識しながらまとめてみたいと思います!
目次
配当利回りとは
配当利回りの定義・計算するための数式は下記の通りです。
配当利回り:購入した株価に対していくら配当を受けることができるか示す指標
単位は%となります。
利回りとついているものは、自分の投資額に対してどれだけ利益があるか求めるようですね。
今回は株価を自分の投資額と考えて、配当金の利回りを求めたいので1株当たりの配当金を分母に持っていきます。
株価は1株当たりの価格なので、それに対応させて1株当たりの配当金を使って計算するイメージです。
単位を合わせなかった場合、どんな感じになるのか少し考えてみました。
例えば、100株持っていた場合にもらえる配当金の金額をそのまま株価で割ってしまった場合を考えます。
確かに、全ての人が100株ずつしか株を所有できない場合には参考になると思いますが、現実ではそうではありません。
50株であれば半分、10,000株であれば100倍と考える必要が出てきます。
面倒ですよね。。単位を合わせる必要性を感じました。。
配当利回りは値を比べることで
- 高い⇒配当金が多い or 株価が安い⇒株価に対してより多い配当金を受け取れる
- 低い⇒配当金が少ない or 株価が高い⇒株価に対して受け取れる配当金が少ない
という部分を見ることが出来る指標となります。
※配当金が多いもしくは株価が安いと配当利回りが高くなるという記載は、分数の数字の特性に対して書いています。
Ex.)『分子が大きい』もしくは『分母が小さい』⇒分数の数字が大きくなる
『分母が小さい』もしくは『分母が大きい』⇒分数の数字が小さくなる
株を運用する際に配当金を重視したい方にとっては参考に出来る指標ですね!
配当性向とは
配当性向の定義・計算するための数式は下記の通りです。
配当性向:純利益に対して配当金をどれくらい支払っているかを示す指標
単位は%となります。
これは、株式を発行し配当金を支払っている会社が、純利益に対してどれくらいの割合で配当金を支払っているか見ることが出来る指標となります。
そのため、今回は配当金総額を税引後当期純利益で割る数式となっています。
配当性向は値を比べることで
- 高い⇒配当金が多い or 純利益が低い⇒株主により配当している
- 低い⇒配当金が少ない or 純利益が高い⇒株主に配当はあまりしていない
という部分を見ることが出来る指標となります。
ただし、この配当性向は低い=悪いというわけではないようです。
会社では、投資をして事業を広げたり様々な開発をするために資金を使うことがありますよね。
そういった他のことにより多くの資金を用いたい場合にも、配当金の割合が下がることもあるようです。
企業がこれからどのようなことをしようとしているか、ということもしっかり見て判断する必要がありそうですね。
この指標も、1つのデータとして参考程度に見るのがよさそうです!
2つの指標の違い
今回の指標は両方とも配当とついているのですが、違いはどこにあるのでしょうか。
違いを見るために、一旦表に求める際の分子・分母・単位をまとめてみます!
表1 配当利回りと配当性向計算の際の分子・分母・単位
分子 | 分母 | 単位 | |
配当利回り | 1株あたり配当金 | 株価 | % |
配当性向 | 配当金総額 | 税引後当期純利益 | % |
単位は共通して%となっていますね!
分子・分母を書き並べてみると、違いが非常に分かりやすいですね。
分かりやすく書いてみると、こんなかんじでしょうか。
- 配当利回り⇒株を運用した場合の配当金による利回り【1株当たりで計算】
- 配当性向⇒企業が純利益に対して配当金をいくら支払っているか【総額で計算】
何となくですが、配当利回りは『自分が配当金により得られる利益がどんな感じか』、配当性向は『企業が純利益に対して配当金をいくら支払っているか』を示す感じがします。
そもそも主語が違う気がするので、その点を気にしつつ覚えると覚えやすくなるかもしれませんね。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
明日は土曜日なので、ポケモンの記事となります。
またよろしくお願いいたします!