【FP3級】独学で資格取得! 理系主婦のノート:インフレ / デフレ

今回はインフレ・デフレを今回はまとめていこうと思います!

この記事では下記2点をまとめます。

  • インフレ・デフレとは何か?
  • 考え方が似ている景気・金利・物価・為替・株価の関係
あざらし
あざらし

インフレ・デフレという言葉は学校でも習ったとは思うのですが

苦手でよく分からなかった記憶があります。

インフレ・デフレとは?

まずは、インフレ・デフレの定義を確認してみましょう。

  • インフレ:物価が継続的に上昇し、貨幣価値が下がった状態
  • デフレ:物価が継続的に下落し、貨幣価値が上がった状態

そもそもこの物価が〜、貨幣価値が〜という書き方も何だか難しいし、インフレ・デフレという言葉も何だかよく知らないしで困っていました。。

まず、インフレ・デフレという単語がどんな意味があるのかを調べてみました。

  • Inflation:膨張、インフレ(ーション)、(物価の)暴騰
  • Deflation:デフレーション、通貨収縮、空気を抜くこと、収縮

ちなみに余談ですが

Inflationの語源としては、in(中に)-flar(吹く)が考えられているようです。

Deflationの語源は、de(離れて)-flare(吹く)だそうです。

これらを踏まえると、

インフレーション

通貨がある世界に吹き込み膨張するイメージ。お金が増えているという感じがします。

デフレーション

通貨がある世界から離れる方向に吹かれて飛んでいってしまい収縮するイメージ。お金が減っているという感じがします。

あざらし
あざらし

何となくインフレ・デフレのイメージは名前と結びついてきそうです。

インフレ

インフレの前提条件は物価が継続して上昇していることですね。

これが貨幣価値にどう影響するか具体的に考えてみましょう。

あざらし
あざらし

昔はさかなを50円で買えたのに、最近は100円出さないと買えないのです。。

この場合、同じ商品を得るためにお金を倍払わないといけないということになります。

つまり、お金の価値が1/2となってしまったことが分かります。

昔の金額ではものが買えない = 貨幣の価値が下がってしまった

ということですね。

インフレはこういった事態を示す言葉になります。

デフレ

同じように、デフレの時のあざらしさんを見てみましょう。

あざらし
あざらし

昔はさかなが100円だったのに、最近は50円でかえる!うれしい!

この場合、同じ商品を得るために払うお金は半分になっているということが分かります。

つまり、お金の価値が2倍となったことが分かります。

デフレはインフレの逆で

物価が継続的に下落している = 貨幣価値が上がっている

ということになります。

貨幣価値が上がっているので、少しのお金でものが買えるようになるということですね。

単語の意味・語源、具体的に考えることで、少し頭の中が整理されてきました。

景気・物価・為替と金利の関係

この〇〇と〇〇の関係もよく問題として出てくるのですが、数が多く丸暗記するには困難なのでまとめておきたいと思います。

景気と金利の関係

景気と金利の関係は以下になります。

  • 景気が良くなる→金利上昇
  • 景気が悪くなる→金利下落

ここでいう金利とはお金を借りる時の金利を指します。

また、景気が良くなる/悪くなるとは何でしょうか?

景気が良くなる = ものが良く売れて活気がある

景気が悪くなる = ものが売れず活気がない

ということを示します。

なぜ、景気が良くなる→金利上昇となるのか、かみ砕いて考えてみましょう。

  1. 景気が良くなる⇒ものがよく売れる、ということはお金が必要になります。
  2. つまり、資金需要が高まるということになります。
  3. 資金需要が高まっているということは、お金を借りる人も増えます
  4. その結果、金利が上がるということになります。
あざらし
あざらし

お金を借りる人がたくさんいる場合には、需要があるため金利を上げたくなりますよね。。

逆に、景気が悪い場合はものが売れなくなり、資金需要が低くなり、金利も下がるということになります。

物価と金利の関係

物価と金利の関係は以下になります。

  • 物価が上がる→金利上昇
  • 物価が下がる→金利下落

またまた、関係性が出てきて困ってきますが、それぞれがどんな流れになるか考えてみましょう。

  1. 物価が上がる = 同じものを買う場合にもお金がより必要となることです。
  2. お金がより必要になる = 資金需要が高まっているということになります。
  3. 資金需要が高まると金利が上昇します。

つまり、物価が上がると金利が上昇するということになるのです。

  1. 物価が下がる = 同じものを買うにもお金が少なくて良いため、資金需要は減ります。
  2. 資金需要が減る = 金利が下落します。

つまり、物価が下がると金利が下落するということになります。

物価が上がる / 下がる = インフレ / デフレと同じ動きを意味していますので、インフレ⇒金利上昇する / デフレ⇒金利が下落するということになります。

だんだん頭の中が整理されてきた気がしますね。

為替と金利の関係

為替と金利の関係は以下になります。

  • 為替が円高になる→金利は下落
  • 為替が円安になる→金利は上昇

まずは為替が円高になるとどうなるか考えてみましょう。

  1. 為替が円高になる = 円の価値が外貨と比べて高くなるということを意味します。
  2. 円の価値が高まっている = 円を使う際に、今までよりも低い価格でものを買えることになります。
  3. つまり、輸入製品の価格が下がることになります。
  4. 物価が下がり、資金需要が減ることになりますので、金利が下落します。

つまり、為替が円高になると金利が下落するということになります。

  1. 為替が円安になる = 円の価値が外貨と比べて低くなるということを意味します。
  2. 円の価値が低い = 円を使う際に、今までよりも高い価格でものを買うことになります。
  3. つまり、輸入製品の価格が上がることになります。
  4. 物価が上がり、資金需要が増えることになりますので、金利が上昇します。

つまり、為替が円安になると金利が上昇するということになります。

金利と各種項目の関係を並べてみると、資金需要が増えるかという観点が重要であるということが分かりますね!

順を追って考えていけば、変な考え方はないように感じました。

あざらし
あざらし

しっかり考えて覚えることでこの辺りの問題のミスは減らせそうですし、覚えるのが大分楽になりそうです。

ここまで読んでくださりありがとうございました!