今回はレセプト作成の実技試験で必要な
- 内服用滴剤の調剤料の算出の仕方
- 記入方法
上記の2点をまとめていこうと思います。
「調剤料の算出方法に関して、どのようにすればよいか知りたい」といった方に読んでいただけると嬉しいです!
記入方法のところには、自分で考えた例題を入れておきます。
目次
内服用滴剤の調剤料
内服用滴剤の調剤料の算出方法は
1調剤につき10点を加算する
※内服用滴剤は何調剤まで等の制限はなし
というものになります。
内服用とついてはいますが、日数ごとに調剤料が決まっている内服薬とはずいぶん異なることが分かりますね。
内服用滴剤について少し思い出してみると下記のようになります。
内服用の液剤で1回の使用量が極めて少量のもの(1滴もしくは数滴)
スポイト等により分けて使用する薬
内服用滴剤の1調剤は総量でしたね!
1回の使用量が数滴と少量なので何回・何日分と分けるのも難しそうですもんね。。
1日3滴×日数分なんてぴったりに飲むのも難しいので、少し飲み損ねても足りるようにきっと少し多めに処方されていたりするんでしょうね。。
内服用滴剤は際限なく1調剤につき10点が加算されていくようですが、内服用滴剤の種類が少ないので加算されすぎることもないのでしょうね。
実技試験のほうで、内服用滴剤の調剤料の算出は時々出てくるので内服用滴剤は別に算出する必要があることを思い出せるくらいにしておくとよいと思います!
やはり、内服薬として処理してしまうミスが出てくるのでここは要注意です。。
内服用滴剤 調剤料の記入方法
内服用滴剤の調剤料を算出・記入するためのフローは私の中ではこんな感じです。
1調剤につき10点がひたすら算出されていくだけなので、今まで見たこともないような簡単なフローとなりました。
実際に例題を解いてみましょう。
例題は2題にします。
例題1
下記の処方箋に対して調剤料を算出し、レセプトの調剤料欄を埋めましょう。
<処方箋>
液体A 10mL 1日1回 10滴 就寝前
まずは、1種類のみ内服用滴剤が処方された場合を考えます。
内服用滴剤かどうかは、下記で判断することが出来ます。
- 処方箋の〇滴の表記があるか
- 薬価基準表での備考欄に内服用滴剤・滴下型〇〇等の記載があるか
今回処方されたものは10滴との表記があるので内服用滴剤であると判断することが出来ます。
内服用滴剤であると判断した液体Aに対応するレセプトの調剤料欄に10と記入します。
内服用滴剤の調剤料算出は今までで一番分かりやすいですね。。
例題2
下記の処方箋に対して調剤料を算出し、レセプトの調剤料欄を埋めましょう。
<処方箋>
液体B 15mL 1日1回 10滴 就寝前
液体C 20mL 1日1回 5滴 就寝前
あくまで私が適当に考えた問題なので、その点はご留意ください。。
2種類の内服用滴剤が処方された場合の調剤料算出方法を考えてみましょう!
今回も液体B・Cともに〇滴との表記があるため、内服用滴剤であると判断します。
内服用滴剤であると判断したのは液体B・Cでした。
液体B・Cそれぞれ対応するレセプトの調剤料欄に10と記入します。
今回の問題は2種類あるので2箇所記入します!
内服用滴剤の調剤料の算出はひたすら10と書き込んでいくだけなのでとても簡単ですね。
一番気をつけなければいけないのは内服用滴剤がたまにしか出てこないので、忘れないようにする必要があることです。
本当に私はここをよく間違えるので、注意しましょう。。!
ここまで読んで下さりありがとうございました!