調剤数量は2パターンあります。
それぞれどういう意味合いの項目か / 書き方をそれぞれまとめておきます。
目次
調剤数量とは
よくテキストに書いてあるのは下記の通りです。
処方欄記載の処方内容に係る調剤の単位数を調剤月日ごとに記載する
これは何を計算するための項目なのかを考えてみます。
調剤数量は、単位薬剤料にかけることで薬剤料を求めることが出来ます。
具体的にどんな感じだったか思い出してみましょう。
まずは薬剤料の求め方を書いてみます。
- 屯服薬・外用薬・注射薬:【1調剤×調剤数】
- 内服薬・湯薬:【1調剤×処方日数】
1調剤の部分は前回までに見てきた単位薬剤料の部分ですよね
この調剤数・処方日数の部分が調剤数量に記載する内容です。
つまり、単位薬剤料と調剤数量の部分をかけて薬剤料を求めることが出来るということですね。
調剤数もしくは処方日数を書くだけ!ということになります。
そう考えるとこの欄は割と簡単に記入できそうですね。
調剤数量の記入方法
こちらは内服薬・湯薬の場合と、屯服薬・外用薬・注射薬の場合の2通りがあるので分けて書きます。
内服薬・湯薬
この場合の調剤数量は処方日数になります。
調剤数量の記載の手順は下記の通りです。
- 処方箋の処方欄に記載されている〇日分という内容を確認する
- レセプトの調剤数量欄に〇と書き写す
※1調剤の書く欄が数行となっていると思いますが、その場合は1番上の行にのみ記載すれば大丈夫です。
異なる処方月日・調剤月日で同じ処方をされた場合は、処方月日・調剤月日の書いてある行に処方日数をそれぞれ記載します。
この異なる処方月日・調剤月日で同じ処方をされるケースは時々あるのですが、毎回ではないため記入漏れしてしまうことがありました。
屯服薬・外用薬・注射薬
この場合の調剤数量は調剤数となります。
調剤数量の記載の手順は下記の通りです。
- 処方箋の処方欄に屯服薬・外用薬・注射薬が書かれていることを把握する
- 1調剤分のみの処方であれば、レセプトの調剤数量欄に1と書く
※1調剤の書く欄が数行となっていると思いますが、その場合は1番上の行にのみ記載すれば大丈夫です。
屯服薬・外用薬・注射薬の場合は内服薬・湯薬よりも少し考える必要があります。
ただ、2調剤以上を処方されている処方箋を私は見たことがないので、屯服薬・外用薬・注射薬を処方されている場合は1と記載しても大丈夫かなと思います。
実際の現場では2調剤以上処方されるものを見ることもあるのかもしれませんが、私は知らないのでそのあたりは分からずですみません。。
資格を取るだけであればこれくらいの認識でも大丈夫でした。。
調剤数量はある程度問題数をこなせばそこまで問題となる箇所ではないかなと思います。
実践あるのみですね!
ここまで読んでくださりありがとうございました。