今回は金融関連で苦手だった部分、債券の利回りについてまとめます。
- 債券の利回りとは
- 債券の利回りの公式(直接利回り、応募者利回り)
上記2点についてまとめつつ、不明点を調べていきます!
目次
債券の利回りとは
債券の利回り=当初の投資額に対する利息と償還差益の割合のこと
債券の利回りの中身について詳しく書いてみます。
- 利息:債券を発行した団体が払う必要がある、貸付額に対してあらかじめ決められた率をかけたお金のこと
- 償還差益:債券の買付価格よりも償還金額のほうが高かった場合の差額収益
当初の投資額に対して、これら収益(利息+償還差益)を足し合わせたものの割合を債券の利回りと呼ぶのですね!
つまり、最初の投資額に対してどれくらいの割合の利益が出たのか見るために、債券の利回りはあるのですね!
債券の利回りの公式
債券の利回りの公式は4つあります。
4つ。。もう既にげんなりしてきそうですが、頑張りましょう!
今日は4つのうちの2つを見ていきます。
それぞれ見ていきましょう!
直接利回り
投資金額に対する毎年の利息収入の割合を直接利回りと呼びます。
$$直接利回り=\frac{表面利率}{購入価格}\times 100$$投資金額に対する利息収入・償還差益の割合という債券の利回りの定義を覆してくるなんて。。と言いたくなりますが、ここは大人しく覚えることにしましょう。
応募者利回り
債券の発行時に購入し、償還まで所有した場合の利回りを応募者利回りと呼びます。
$$応募者利回り=\frac{表面利率+\frac{額面-発行価格}{償還期限(年)}}{発行価格}\times 100$$ちなみにですが、償還期限、発行価格、額面(金額)、表面利率の定義は下記の通りです。
償還期限:返済期限、満期
発行価格:借入金額(投資家が購入する際の金額)
額面金額:債券に記載された金額(債券が満期を迎えた際に受け取れる金額)
表面利率:額面に対する利率
こちらは債券利回りの定義の通りですね!
分母の表面利率の部分が利息、その後ろの部分が償還差益にあたりそうです。
償還期限で割っているのがなぜかなと個人的に思ったので、少し考えてみました。
表面利率:1年あたりの利率
額面ー発行価格:償還した際に得た利益(債券を持っていた全ての期間に対する利益)
こう見てみると償還差益は債券を持っていた全ての期間に対する利益であるのに、それに1年あたりの利率を足し合わせるのはおかしいということに気づきます。
この不自然な点を修正するために償還差益は償還期限で割り、1年あたりの利率に1年あたりの償還差益を足し合わせるという数式にします。
債券利回りの定義で出てきた利息+償還差益の部分は『1年あたり』で足し合わせるのですね!
今日は、債券利回りとは、直接利回り・応募者利回りを少しまとめてみました。
なぜ、償還期限で割っているかは1年あたりに揃えているのですね。。
そう考えると、償還期限で割り損ねることもなくなりそうです。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
本来は4つの公式を一気にまとめるのが分かりやすくていいのかもしれませんが、分量が多くなってしまうので明日残り2つをまとめようと思います!
またよろしくお願いいたします!