【調剤事務管理士】独学で資格取得! 理系主婦のノート:保険者番号

今回も調剤報酬明細書の書き方についてまとめていきます。

保険の種別、本人・家族、保険者番号、被保険者証・被保険者手帳などの記号になります。

それぞれについてまとめていきます。

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保険の種別

ここでは、

  • 社会保険・国民健康保険(組合も)
  • 公費負担医療制度
  • 後期高齢者医療制度
  • 退職者医療制度

のどの保険を適用するのかと、それを

  • 単独
  • 1種類の公費負担医療との併用
  • 2種類の公費負担医療との併用で適用するか

について該当するいずれかの番号を選択して丸をつけます。

見る場所は処方箋に書いてある保険者番号・公費負担者番号です。

保険者番号に書いてあった場合、社保・国保・後期高齢者医療制度・退職者医療制度のいずれかになります。

公費負担者番号のみの場合、公費負担医療となります。

両方の数字が書き込まれていた場合、記載されている保険者番号の保険種別を選択します。

保険者番号に書いてあった場合、種類が何種類かあると思うのでこちらの見分け方をまとめてみます。

保険者番号は最大で8桁の数字が並んでおり、はじめの2桁が法別番号になっています。

つまり、この番号が何になっているか見ることでどの保険もしくは医療制度を用いているのか判断することが出来ます。

ただし、国保の場合は法別番号がないので6桁になっています。

表にまとめてみると下記のようになります。

表1 保険者番号と保険の種類

社保国保後期高齢者医療退職者医療
はじめの2桁それ以外なし(6桁)3967

社保の法別番号は結構種類があるので、ご自分で調べてみてください!

該当の番号がどれか知りたい分にはこれだけの情報で大丈夫です。

  • 単独
  • 1種類の公費負担医療との併用
  • 2種類の公費負担医療との併用

か判断するにも、保険者番号・公費負担者番号が記載されているかどうか確認して何種類適用するか見れば大丈夫です!

流れは下記の通りです。

  • 保険者番号・公費負担者番号どちらに記載されているか確認する
  • 保険者番号のみの場合→保険者番号のはじめ2桁を確認し、該当箇所に○→単独の1に○
  • 両方記載されている場合→保険者番号のはじめ2桁を確認し、該当箇所に○→公費負担番号の数により2・もしくは3に○
  • 公費負担者番号のみの場合→公費負担医療の2に○→単独の1に○

本人・家族

被保険者か、被扶養者か、未就学者か、高齢者の1割負担か、高齢者の3割負担か記載します。

見極めるために見る箇所は下記の2箇所です。

  1. 処方箋の患者欄の区分(被保険者もしくは被扶養者に○)
  2. 備考欄(6歳・高一・高7もしくは何もなし)

備考欄を優先して見て、下記のような流れでどこに○をするか判断します。

  • 6歳→未就学児という意味なので4 六外に○
  • 高一→高齢者で1割負担の意味なので8 高外一に○
  • 高7→高齢者で3割負担の意味なので0 高外7に○
  • 備考欄に記載なし→処方箋の被保険者に○あり→2 本外に○
  • 備考欄に記載なし→処方箋の被扶養者に○あり→6 家外に○

これを記載するのはおそらく年齢により保険適用した場合の自己負担額が変わるためだと思います。

次の保険者番号の部分で給付割合を記載する箇所があるので給付割合についてはそこでまとめます!

保険者番号

処方箋に書いてある保険者番号を書き写し、国保の場合のみ給付割合を記載します。

書き写すのはそのままなので簡単ですが、給付割合は年齢である程度決まっているので先ほどのように備考欄で確認することが出来ます。

自己負担割合を記載してみます。

  • 0歳〜小学校未就学:2割
  • 小学校未就学〜69歳:3割
  • 70歳〜74歳:2割(現役並所得者3割)
  • 75歳以上(後期高齢者):1割(現役並所得者3割)

後期高齢者は国保ではないので、給付割合に〇はつけなくて大丈夫です。

70〜74歳の人は生年月日で判断するしかありませんが、未就学児の方は備考欄の6歳の記載の有無で判断することが出来ます。

これを確認し、該当割合に○をつけます。

被保険者証・被保険者手帳などの記号

こちらは処方箋の被保険者証・被保険者手帳などの記号から書き写すのみです!

書くのは簡単なのですが、書き忘れやすいので注意が必要です。。

私はよく書き忘れてしまっていました。。

今日はこれで以上になります。

ただ○をつけていくだけの箇所ですが、どこを見ればいいんだ。。となってしまいがちかなと思うので後々自分が見やすいようにまとめてみました。

どなたかのお役に立てれば嬉しいです!

ここまで読んでくださりありがとうございました。