今回は加算料の中でも私が解いた資格取得試験や練習問題には1度も出てきていないですが
在宅患者調剤加算・無菌製剤処理加算について内容をまとめておきたいと思います!
いつもは記入方法もまとめているのですが
- どんな時に加算されるのか
- 点数はどうなっているのか
の2点のみまとめます
目次
在宅患者調剤加算
在宅患者調剤加算とは
在宅患者調剤加算を算定できる保険薬局は、下記となります。
地方厚生局長などに在宅患者訪問薬剤管理指導を行う施設基準適合の届出をしている保険薬局
在宅患者調剤加算は以下の通りです。
施設基準適合の保険薬局で
在宅患者訪問薬剤管理指導料を算定している患者
その他厚生労働大臣が定める患者に対する調剤を行った場合に算出できる加算のこと
在宅で療養を行なっており、保険薬局へ容易に行くことが出来ない人に対して、薬剤師の方が医師の指示に基づき患者さんの元へ訪れて、薬学的指導をした場合に算出することができる加算となります。
誰もが該当するわけではなく、1人で歩くことができる人などは対象外となるようです。
また、ここでいう薬学的指導は
- 薬歴管理
- 服薬指導
- 服薬支援
- 薬剤服用状況
- 薬剤保管状況及び残薬の有無の確認
などが該当するようです。
私の親戚が自宅でがんの治療をしていた際には、簡単には歩いて移動できない状態だったので、あの時には在宅患者調剤加算を算出していたのかもしれませんね。。
薬剤師さんも訪れていた気がします。。
在宅患者調剤加算の点数
在宅患者調剤加算は受付1回につき15点を算出します。
受付1回に対して算出となると、嚥下困難者用製剤加算と同様の算出方法となると思われます。
【調剤事務管理士】独学で資格取得! 理系主婦のノート:嚥下困難者用製剤加算つまり
該当する1番上の薬剤の加算料欄に□、その中に在と書き、右横に15と記入し、他の欄には何も記入しない
ということです。
在宅患者調剤加算は思っていたよりも高くないのですね。
在宅で療養しているとなると他にもたくさん費用がかかるので、そのことを配慮してくださっているのでしょうか。
優しいですね。。
無菌製剤処理加算
無菌製剤処理加算とは
2種類以上の注射薬を無菌で混合し、
中心静脈栄養法用輸液・抗悪性腫瘍剤・麻薬のうちいずれかを製剤した場合に算出できる加算のこと
無菌製剤処理とは、無菌室・クリーンベンチ・安全キャビネットなど、無菌環境の中で無菌化した器具を使用し無菌の薬を製剤することを指すそうです。
びっくりするほど無菌という言葉が並びますね。。
この加算は注射剤のみ適用されるものとなっているのですが、やはり体に直接注射するとなると菌が混入してしまうとまずいのでより厳しい対応が必要となっているのでしょうね。。
私は、薬剤師さんが調剤しているのをみたことはないのですが、裏で無菌で頑張って調剤していることもあるのでしょうね。
抗悪性腫瘍剤はがん治療に用いられるもので、麻薬は鎮痛剤か何かかなと何となく理解できるのですが、中心静脈栄養法輸液は聞いたことがなかったので調べてみることにします。
高濃度の栄養輸液を静脈から投与することで、エネルギーや体に必要な栄養素(糖質、アミノ酸、脂質、電解質(Na, K, Cl, Mg, Ca, P)、微量元素およびビタミンを摂取することができる
栄養状態が悪い人や経口摂取が1週間以上できない人などに用いられるようです。
無菌製剤処理加算の点数
1日分につき下記の表の通りに算出することができます。
表1 薬剤の種類に対する無菌製剤処理加算の点数
薬剤の種類 | 点数(6歳以上) | 点数(6歳未満の乳幼児) |
中心静脈栄養法用輸液 | 69点 | 137点 |
抗悪性腫瘍剤 | 79点 | 147点 |
麻薬 | 69点 | 137点 |
1調剤ごと、受付1回につきではないことは知っておいても良いかもしれませんね。
今回は、軽く残りの加算をまとめ、私の不明点を少し調べてみました。
何となく分かったつもりになっていても、やはり医療用語が多くて難しいですね。
今回の記事を書いていて、不明点に気づいた際には都度調べてみることが大切だと再度認識することが出来ました。
ここまで読んでくださりありがとうございました!