【独学で資格取得/FP3級】苦手な部分①-4 傷害保険

今回は、私の頭の中で自動車保険・賠償責任保険とともにごちゃごちゃになりがちな傷害保険についてまとめます。

まずは損害保険の定義を見直してみます。

損害保険:日常生活におけるさまざまなケガに対して保険金が支払われる保険

(※ケガ:急激かつ偶然な外来の事故により身体に傷害を被った状態のこと)

この急激かつ偶然な外来の事故というものは何なのか記載してみます。

  • 急激:ケガの原因から結果までの時間間隔がないこと(ケガが〇突発的に発生×ゆるやかに発生)
  • 偶然:原因、結果、原因・結果ともに偶然であるのいずれかに該当する予知されない出来事であること
  • 外来:ケガの原因が被保険者の体の外からの作用によること

例えば、靴擦れについて考えてみると、1日靴を履いた結果靴擦れが出来てしまうものなので急激な事故ではないですよね。

熱中症についても暑い場所に水分を十分に取らずにいることで起きるものなので、偶然の事故ではないですね。

このような、急激かつ偶然な外来の事故でないものは傷害保険の対象外となるので注意しましょう!

傷害保険の中にはさらに細かい保険の種類で①普通傷害保険、②交通事故傷害保険、③国内旅行傷害保険、④海外旅行傷害保険が存在します。

これらそれぞれに対して、いつものように誰が対象となっているか・どんなケガが対象となるか注意しながらまとめていきます!

①普通傷害保険とは

まずは、普通傷害保険が何に対して補償されるのか・誰に対して補償されるのか見てみましょう。

普通傷害保険は、日本国内外を問わず、下記のような急激かつ偶然な外来の事故によりケガをし、死亡もしくは後遺障害を負った場合、通院した場合に保険金が支払われる保険です。

  • 交通事故
  • 家庭内の事故
  • 仕事中の事故
  • 旅行中の事故
  • スポーツ中の事故

※病気、細菌性食中毒、自殺、地震、噴火、津波による傷害は対象外

対象:本人

(※家族傷害保険とした場合は、本人、本人の配偶者、本人またはその配偶者の同居の親族、本人またはその配偶者の別居の未婚の子が対象となります)

日常生活で起こりそうなケガ全般をカバーしている保険のイメージですね。

車に乗らない人が交通事故に備えたり、家の中で階段から落ちた場合に備えたりするのによさそうです。

該当する事故は沢山ありますが、普通傷害保険に該当するかという問題が出てきた場合には、急激かつ偶然な外来の事故にあたるかを注意してみる必要がありそうです。

もちろん家庭内の事故でも、わざとけんかをしてけがをした場合には保険金は支払われませんし、そもそも危険な職種の方(オートバイ・自動車などのレーサー、プロボクサー等)は契約することも出来ません。。

リスクがもともとあるものをしたときに怪我をした場合は、偶然というものから外れてくるからでしょうね。。

②交通事故傷害保険

交通事故傷害保険は、国内外で起きた車や電車などの乗り物での事故や歩行中の交通事故でケガや死亡したときに保険金が支払われる保険です。

対象となる案件を箇条書き、対象となる人をまとめてみます。

  • 車や電車など乗り物での事故
  • 歩行中の交通事故
  • 駅の構内での事故
  • 車や電車の火災

※乗り物にはエレベーター・エスカレーターが含まれます

対象:本人

普通傷害保険との違いは、乗り物周りの交通事故などに限定している部分になります。

交通事故にのみ備えたい!という人には普通傷害保険よりも割安で加入できるこの保険に入るのがよさそうですね。

車や電車の火災までカバーしてくれるとは驚きでしたが、こういったごく稀に起こりそうなものまでカバーしてくれていると思うと安心できそうです。

参考:保険比較総合サイトWillNavi https://www.nissen-life.co.jp/willnavi/learn_insurance/learn_products/sonpo/sonpo04.html

③国内旅行傷害保険

国内旅行傷害保険は、日本国内旅行中の急激かつ偶然な外来の事故によりケガをした場合、死亡もしくは後遺障害を負った場合、入院・手術・通院した場合に保険金が支払われる保険です。

  • 日本国内旅行中の急激かつ偶然な外来の事故
  • バス、電車、タクシー、航空機、船舶搭乗中の傷害事故
  • 宿泊施設に宿泊中の火災・破裂・爆発による傷害事故
  • 細菌性食中毒

※病気、自殺、地震、噴火、津波による傷害は対象外

対象者:本人~家族、学年単位など自由に選択可能

国内旅行中の傷害全般をカバーするのがこの保険です。

普通傷害保険ではカバーできない細菌性食中毒をカバーすることが出来ます!

ドライブ中の事故、スキー中の骨折などを補償してもらえるとなると、旅行中も安心できそうですね。

書いていて恐ろしくなりましたが、旅行中に宿泊施設が火災にあったり、破裂したり、爆発することもあるのですね。。

④海外旅行傷害保険

海外旅行傷害保険は、海外旅行中(家を出てから帰宅するまで)に被る可能性のあるリスクに備える保険になります。

補償の一部を記載してみます。

  • 海外旅行行程中でのケガ・病気などによる治療費用、死亡・後遺障害を負った場合の補償
  • 海外旅行行程中での他人へのケガ、他人の物を破損した場合賠償責任を負った場合の補償
  • 携行する身の回り品が盗難にあったり壊れた場合の損害を補償
  • 海外旅行先でケガや病気で入院して家族が現地に駆け付けた場合の費用を補償
  • 細菌性食中毒による損害を補償
  • 地震・噴火・津波による損害を補償
  • etc..

他にも、手荷物の到着が遅れて身の回り品を購入した場合の費用を補償してくれたり、航空機が遅れて宿泊代・食事代などを自己負担した場合の費用を補償してくれたりと海外旅行で起こりがちなトラブルに対応する保険となっています。

対象:被保険者本人(この保険は1人ずつ加入する必要がありそうです)

私も海外旅行へ行く際にはお世話になっています。。

海外旅行では荷物が盗まれたり、時差がある中で移動しているために怪我をする機会が国内よりも増える気がします。。

それなのに、言葉も通じず、治療を受けたら高額な治療費を請求されたりしたら、困りますよね。。

そんなリスクに備えられるのがこの保険になるようです!

海外旅行傷害保険は契約時に設定した保険金額を限度として治療に要した実費が支払われるのもありがたいですね。

(普通傷害保険は契約時に定められた金額が支払われる定額払いだそうです)

海外旅行傷害保険は保険日数に対して保険料が上がっていくタイプの保険になります。

他の傷害保険と比べても高い金額の保険となりますが、海外旅行はリスクが大きいため仕方が無いのかなとも思いますね。。

とても長かったですね。。

傷害保険はある程度名称に対する補償範囲を理解するのと、急激かつ偶然な外来の事故の意味を理解さえしていれば試験問題は解けそうな気がします。

まとめてようやく頭の中が整理されてきました。。

ここまで読んで下さりありがとうございました!

こちらの記事の内容は昨日あげる予定だったのですが、間違えて調剤の内容をあげてしまったので今日FP3級の内容で更新しました!

順番間違えてしまってすみません。。

今日は本来はサザエさんの記事の予定だったので、明日サザエさんの記事をあげますね!

次の日はレセプト作成の記事になりますのでまたよろしくお願いいたします!